2021年11月8日(月)
ネパールコクワの幼虫
何と去年一年なにも書いていないとは・・・・・。まぁ飼育方法は個別にお客さんと話してるし〜と言い訳してみる・・・。

さてさて、ネパールコクワガタですが爆産しました。
左から、産卵床に入れて一か月後(この時点でメスは出しました)その一か月後(今日)の同じ側面、裏面、割り出した幼虫。
カワラをケースに詰めなおした産卵床ですが、一度目は全然産まず失敗してます。
ネットで検索してみると、詰めてちょっと経った古めのが良いってあったんで再チャレンジ。
カワラは表面にかなり厚めの皮が張るのですが、2回目はメスがその下にずーと潜り込んでました。
ほとんどゼリーも食べていなかったのでちょっと心配になりセットから1か月経った時に出して
ちょっと掘ってみたら卵と小さな幼虫が確認できたので1カ月放置しました。

そして今日掘ってみたら出るは出るは、まだ3分の1位しか見てないのに30匹は居る模様。
8割が2令なのでこの産卵床に入れたとたん一気に産んだ感じ。
どうすんの〜こんなマニアックなクワガタ。
一ヶ月でこの数って・・・、まだまだいそう、倍は居るわ。
用意していたビンでは全然足りなくて早速注文したんだけど、ヒラタケビンでも育つってあったから
初令と2令各2匹ずつヒラタケ菌糸に入れてみました。

まだ見ていない部分はビンが届いて一週間後位に割ってみま〜す。
何匹になるんだろ。
2019年7月6日(土)
タランドゥスツヤクワガタ
なんと10か月も空いてしまいましたね。もはや見ている人いるの?と思う飼育日記ですが
今回はタランドゥスツヤクワガタです。

その前に前回のオウゴンオニクワガタですが、無事成虫になりました。
メス3・オス5と大した数取れなくてオス2匹は羽に難ありなので販売は残り1匹となりました。
去年も高くてびっくりと書いていますが、今年は去年にも増して高くてびっくりです。
今年はもっと頑張らなくてはです。

さて、タランドゥスツヤですが、左のようにメスをガードしていれば交尾は成立しています。
当館では某レイシ材を使うようになってからはコンスタントに卵が取れるようになりました。
後食から半年以上たったメスを使えばほぼ100%産みます。
ちょっとわかりずらいかもしれませんが、右の写真は材に潜っているところです。
木くずが出ていれば間違いなく産んでいますし、ゼリーも食べずに産卵場所に
とどまっているので2週間くらいで強制的に出しています。
その後幼虫はカワラ菌糸で育てますが、オスでも一年もたたずに成虫になります。
2018年9月24日(月)
オウゴンオニクワガタ
4か月以上も開いて全く飼育日誌とは言えないような飼育日誌ですが、今回は
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタの飼育セットです
左がレイシ材、右がカワラ菌糸ビンで、今回はビンの方によく産んでくれました。
幼虫も無事にふ化したようでまあまあ順調。
レイシもかじっていたので、こちらもちょっと期待しています。
今年は野外品のローゼンがびっくりするほど高かったので
沢山取れたら来年手ごろなお値段で出せるんですがね。
2018年5月6日(日)
驚いた事
驚いたことが一つ。
このパラワン、95ミリくらいあるのですが何と1リットルの菌糸ビンでした。
オスなのはわかっていたのですが、たまたま1.4リットルのビンがなくて
仮に入れていたのを忘れていたという。
気が付いた時には蛹室らしきものがあり、まずいと思って開けたところもう
成虫になっていたのでした。
1リットルビンの底辺はちょうど95ミリほど。
よくアゴも曲らずに成虫になったものです。

下の画像のタランドゥスは全部成虫になって、今日現在遅めに採卵したオスが3匹
だけになりました。さきに成虫になった分はGW中にほとんど無くなりました。
遅めのオスは今月下旬頃出せそうですが、今年はこれで終了です。
2017年10月22日(日)
今年の収穫
毎年うまくいっていなかったサタンオオカブト、初めて成功しました。
って言うか爆産!?左の画像の中だけで20個程で、他に同じくらいあるので
ちょっと採れ過ぎ。
とりあえず販売に回しますが、この時期だしね〜、3年かかるしね〜。

右はタランドゥスとオウゴンオニです。
9割がたタランドゥスで思いのほかうまくいきました。
メスは複数使い産卵床も複数用意しました。今回はカワラブロックが
お気に召したようです。
毎年タランドゥスは引き合いが多いので来年はご期待ください。
2017年6月14日(水)
ウガンダオオツノハナムグリ
カブトムシやクワガタは蛹になるときに蛹室(ようしつ)という結構しっかりした部屋を
作るのですが、カナブンの蛹室はまゆ玉状態で掘るとコロっと出てきます。
かなり固くできていて手で持っただけではこわれません。
左はまだ蛹で、右はもう羽化していますね。
カブトは2カ月前後休眠するのですが、ハナムグリはどうなんでしょう。
2017年6月4日(日)
懲りずにエラフスホソアカ
おととし(2015年)に採卵したエラフスが蛹になりました。
割ったところ材の中で蛹になっていたのが左で、蛹室壊しちゃったので
人口蛹室に移したのが右、別の個体です。右の個体で4センチくらい。
脱皮してもまた6センチくらいかなぁ〜。
左もそれほど大きいとは言えず、2年の経ったわりには相変わらずちっちゃい。
オスばかり3匹います。
メスはさっさと羽化しちゃってもうお亡くなりになりました。
う〜ん、今年はどうしよう…とか言って、またメス買うんですけどね。
ほんと懲りないですね。
2016年9月23日(金)
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタの割り出し
前回載せたローゼン、割り出しました。左の写真のようにいい具合に材はかじってました。
割り進めていくと、居ました居ました右の写真はこの部分だけで3匹います。
これは期待できるかもと割っていったのですが、その後採れたのは2匹だけ。
結局全部で5匹でした。まぁ全然採れなかったここ数年に比べたらまだましですが
5匹とはね〜。レイシ材無くなったのでその後はカワラ材だけにしてるんですが
かじった様子も無し。う〜ん、今年はこれで終わりかなぁ〜。
2016年7月27日(水)
ローゼンブルグオウゴンオニクワガタの産卵セット
毎年挑戦しているのにいつも産卵数0のローゼン。今回はどうでしょ?レイシ材はかじっていて
木屑もたくさんでているのですがね。以前も木屑沢山だったのに産んでない事もあったので
正直あまり自信はないです。
9月の上旬頃に割ってみます。
2016年6月3日(金)
おととしのワイルドリッキーの子
おととし入れたエクアドル・レベンタドールのワイルド・メス。
さすがワイルドで40以上幼虫が採れて、けっこう幼虫で出したのですが半分は残すことに。
でもうちの場合、そんなにスペースがないので去年の春まで大ケースで多頭飼いしてました。
その中で大きいのから一頭飼いにしていったうち一番大きかったのが左のオスです。
まぁその飼育方法で15センチ超えてくれたのはラッキー。もう一頭大きかったのが
昆虫館だよりに載せた羽化したばかりのオスです。そちらは残念ながら角曲りでした。

最近はヘラクレスもみなさん大きいのを出していてギネスは17センチ越えですもんね。
オークションでも15センチ以上を結構見るようになりました。
まだまだお高いですが、そんな中、展示用に何とか落札できたのが右のオスです。
これ某有名ブリーダーさんの血統らしいです。担当はあまりそこら辺はこだわりないのですが
それはそれでラッキーです。両方154.3なのはうちのノギスのマックスがそこまでなので。
右のヘラヘラはもう少しいってますよ〜。がんばってブリードしま〜す。
2016年5月13日(金)
残念な結果
去年色々なノコギリに挑戦しまして、その一つがこのデキピエンスノコギリ。
右がワイルドの親虫で64ミリ、左が飼育した結果で37ミリとトホホです。
一番大きくて44ミリと何とも情けない結果になりました。
他にもビソン・アスタコイデス・フルストファーなんかをやってるけどあんまり期待できないようです。
2015年9月11日(金)
うれしい誤算
タランドゥスのメスと思われる1100リットルの菌糸ビンがあったのですが
もう1ヶ月以上経つので掘り出したところ、なんとオス2匹・メス2匹でした。
体重は20gは超えていたんだけど、イマイチ頭が小さいのでメスだと思っていましたが
うれしい誤算ですね〜。1100リットルで7センチ超えてラッキー。
結局オス6匹・メス3匹でオスのほうが多かったので去年の春のリベンジ出来ました!
2015年8月28日(金)
ワイルドリッキーの幼虫
去年の8月にアップしていたワイルド持ち腹の幼虫が順調に育っています。
およそ一年で124g、特別大きくはありませんがまあまあの大きさになるのでは。
リッキーはヘラヘラに比べて胴体が大きくなりますので体重のわりには体長がかせげません。
でもこのところヘラヘラ飼育が絶不調だったので大量のフンをみるとうれしくなります。
今年はヘラヘラも今のところ順調なので来年は期待できるかなぁ〜。

それと、今年もワイルドのネプチューン買っちゃいました。おととしのリベンジって事で。
おととしのは全部メスで、変わった産地なので多分オスの入手は無理でしょう。
2015年7月17日(金)
エラフスホソアカ
去年の8/19の記事に載せていた幼虫が2年経って羽化しましたけど、ちっちゃ!!
一年で羽化したのより小さいって2年間何してたの?って感じです。
人口蛹室に移していたのが69ミリだったんでそっちの方が大きかったです。
なんだかなぁ〜、なかなか難物です。それでも懲りずに今年も採卵中。
2015年7月2日(木)
タランドゥスツヤクワガタ
タランドゥスツヤクワガタが羽化から1ヶ月経ってようやく出せるようになりました。
うちにしては上々の74mm。ちまたでは80mm超えているので、そんなもんかいって感じですが
60mmしか出せていなかったうちとしてはうれしいかぎり。やはり容器は大きくなくては!ですね。
2015年5月12日(火)
去年の総括
去年の昆虫館だよりに載せていたノゲイラゾウカブトですが、何とか9匹幼虫採れました。
でもふ化から3ヵ月以上経つのにまだ初令の1匹はたぶんダメそうなので実質8匹です。
まぁ次世代にはつながりそう。
下に書いていたタランドゥスはオス3メス7のようで、相変わらずメス率高!でもほとんどさなぎなので本当に成長速いです。
サバゲノコギリは10匹程採れてなんと全部メス!!メンガタもそうだけどアフリカ系は
メス率高いのか?ミラビリスが奇跡の1ペアですよ。
毎年順調にいくのはギラファとニジイロだけというへっぽこ飼育担当ですが
今年もよろしくお願いします。
2014年10月7日(火)
タランドゥスツヤクワガタの割り出し
またまた久しぶりの更新。
ようやくタランドゥスの割り出し出来ました。
とはいっても幼虫8個くらいで卵が2個ほどとトホホの結果。
それでもボウズより良いやと気を取り直して、初めて菌糸ビンの詰め替えしました。
10数年飼育していて初めてかい!と言われそうですが、なんせ面倒で。
でも今回はうちで使っているカワラのメーカーが1100Lのビンしかやてないので仕方なく・・・。
今年の春はメスばかりだったので、この大きいビンが使えるようなオスが多いと良いんですけどねー
2014年8月19日(火)
エラフスホソアカの掘り出し

この前ちょっとふれました、マット飼育のオスは左上の画像です。5センチほどの小さなオスです。
材の方も割ってみましたが、こちらも一年で成虫になっちゃってました。
右上のオスも小さ!一緒に写っている幼虫がまださなぎになりそうでないので
ちょっと期待しています。
右下のオスは中くらいの大きさで、まだ羽化間もない感じなのであわてて人口蛹室に移しました。
あまりさわりたくないので大きさは測っていません。
左下が材の様子で材の下にはミズゴケを敷いてべちゃべちゃ。
その割にはそれほどカビてないんだけれど、こんな環境が好きとはエラフスってホントおもしろい。
また挑戦するモチベーションになりますね。
今度は材飼育一本でやります。考えたら手がかからなくて楽ですよね。
2014年8月2日(土)
ワイルドリッキー割り出し
以前載せていたリッキーの幼虫割り出しました。
このリッキー、最初QBOX60で産卵セットしたのには全く産んでる様子が無く、やはりワイルドは
大きいケースじゃないと産まないかと思い押入れケースにセット。
でも時々のぞくたびにゼリー食べてるし、途中で体重測ってみると何と増えてるし。
こりゃあ全然産む気無いなとあきらめ、マットのパターンを変えてセットし直してました。
それでも一応割ってみると何と出てくる出てくる。
2週間程しか入れていなかったのに30以上はいる様子。
飼育品は産みだすともぐったまましばらく出てこない事が多いのですが、
ワイルドはちがってましたね。それにしてもワイルド恐るべし。
これは子ども縁日に出せそうです。
2014年7月11日(金)
ヘラクレス・ヘラクレス
すごい久しぶりの更新。
色々産卵セットはしているのですが、自分でやり始めて言うのもなんですが
絵的に全然おもしろくない。
産卵セット組みましたーとか幼虫採れましたーの画像ってみんなおんなじですもんね。
それでもこの時期結構幼虫まだですか?って言われるのでそろそろ割り出ししなくては。
ヘラクレスの幼虫ですが写真のようにようやく交尾させたばかりです。
産卵セット組むのは15日前後。そっから2〜3ヵ月後になりますので多分9月後半から10月です。
前出のワイルドリッキーは卵は確認できてるけどどのくらいの数あるかは不明。
そろそろ掘ってみようかとは思うのですが、少なかったら販売はありません。

エラフスホソアカはマットで飼育していたオスが何ともう羽化してしまいました。
一年で羽化なのでもちろん小さいです・・・・。
結構低温のところに置いていたんですがねー残念。
材飼育の方はいったいどうなっているのやら。
秋にちょっとのぞいてみます。
2014年5月17日(土)
去年の結果とワイルドリッキー
半年間のご無沙汰です。とりあえず去年のまとめしますね。
アフリカ系のノコギリはサバゲは結構幼虫採れたのですが、メスばかりでなぜか途中で死亡続出。
結局オス一匹しか羽化せず、今年またワイルド入れてセットしています。
ウムハンギとミラビリスもわずかですが採れました。両方ともカワラ菌糸で飼育してしていたのですがミラビリスは全滅。ウムハンギは順調に育ちましたが、メス5匹に一匹いるオスらしき個体は
まだ幼虫やってます。
またワイルド出てるんでリベンジしようか思案中。
エラフスホソアカはマットと材は順調に育っていますが、カワラ菌糸のはだめでした。

ワイルドと言えばまた買っちゃいました。今年はリッキーです。
産卵セットしましたがまだもぐっていない様子。来たばかりの時に体重測り忘れて昨日測ったところ
18gあったので良い感じの重量なのですが、結果は如何に。
去年のネプチューンは何とか幼虫3匹確保。でもオスかメスにかたよっている感じです。
あんまりない産地なので、買ったショップで幼虫出さないかなー。
2013年10月8日(火)
レッド系ニジイロクワガタ
以前ちょっと書いていたニジイロレッド系産卵させました。良い感じで木もかじっていたので
この前割り出したところ一ヶ月で30ほど産んでました。
半分は行くところが決まっているので今回の販売はありませんが、来春また採卵します。
レッド同士でもレッドになる確率は、うちで幼虫入れた実績でいうと20%くらいでしたね。
来年の8月頃には成虫になると思うのでちょっと楽しみです。
2013年9月13日(金)
タランドゥスツヤクワガタ
5月にUPしていたタランドゥスですが、もう蛹になりはじめました。
かなり見づらいのですがこれはメスです。4月から産卵させたのでふ化したの早くても
4月下旬でしょうから4ヶ月半でさなぎまで行ったということに。
まさにパプキンなみの速さです。カワラ菌糸で育てるので22℃設定なのですが、
メスでも結構な大きさになるクワガタなのにこの成長の速さには驚きです。
2013年9月6日(金)
エラフスホソアカ

今年初めてエラフスホソアカに挑戦してみました。
野外品のメスから12個(数ビミョー)の卵が採れたので3匹カワラ菌糸4匹マット飼育5匹材飼育と分けてみました。
2枚目の写真をみると頭のおおきさに大小はあるのですが、2令か3令か分からないのでとりあえずテキーに分けました。さぁて結果は如何に。
他にミラビリス・メンガタを割ってみたのですが、3〜4匹と惨たんたる結果に。
今年はギラファ・パラワンなどはオスとメスの羽化が合わなかったので幼虫の販売はありません。
いつもサボっていた冬に採卵はじめようと思っているので、来年の春にご期待を
(ホントに大丈夫?!)
2013年8月15日(木)
ネプチューンの採卵
何とですねーネプチューンのワイルドが東京の某有名ショップで出ていまして。
ネプチューンのワイルドってめったに出ないしってんで迷いに迷って買っちゃいましたよ。
来たのは先月の下旬でその後産卵セットしましたが、ついこの間死んでしまいました・・・・。
あ〜福沢さん2枚が〜。まあワイルドですからしかたないのですが。
それでも卵は産んでいたので期待してるのですが、ネプチューンってふ化率低いんですよねー。
これで坊主だったら載せませんでしたけど、何匹幼虫になるでしょうね〜.

それにしたも今回のネプチューン、私は予算的なこともあり、持ち腹に期待してメスしか
買いませんでしたけど、ペアでかなりの高額でもほとんど売れてましたよー。
今年はブリードのメスもバカ高くて全然手が出ませんでした。
ネプチューン人気おそるべし。
2013年7月26日(金)
ブラック?ニジイロクワガタ割り出し
以前ブログに載せた黒っぽいニジイロ、卵採ってみました。結構産んでいましたよー。
普通色の中からたまたま出た黒っぽいメスだし、かけたオスは普通色なので
次世代にブラックが出るかは分かりません。売店には普通色の幼虫出しているので
この幼虫は出す予定なしです。どんな色になるかは分かりませんがぜひと言う方はどうぞ。
値段は普通色と同じです。
この後レッド系のメスでまた産卵させようと思っています。
2013年6月14日(金)
アフリカ産ノコギリの採卵セット
昆虫館だよりにも書いたように、アフリカ産ノコギリのリベンジです。
よく材をマットの上にころがしといたら産みます〜なんて簡単に書いているものもあるんだけど
うちは産まなかったもんで、カワラ材とカワラ菌糸入れてみました。
どっちか好きな方に産んでくれるといいんですがねー。
2013年5月31日(金)
タランドゥスツヤクワガタの幼虫
タランドゥスツヤクワガタですが、おととしは何とか7〜8匹幼虫採ることができたのですが
去年は全然ダメ。
今年も挑戦したのですが、左のような状態で下の部分の穴の中でメスがじーっと
しているばかり。
あ〜こりゃ今年もダメか〜とあきらめ半分でとりあえず割ってみたところ、なんと幼虫12匹ほど
採れました。4月の上旬からずーっとメスをいれたままで割る直前に出したのでほぼ2カ月
経ってました。あんまりうれしくて割った時の状態撮り忘れました・・・。
ほんでカワラ菌糸のボトルを買っていなかったのでとりあえずブロックに数匹づつ入れました。
今回はパラワン方式でカワラブロックそのまま投入が良かったか?
とにかくうれしい誤算でした。幼虫はもう2令になっていたので急いでカワラ菌糸買わねば。
2013年5月20日(月)
ニジイロクワガタのバリエーション
ここ数年ニジイロクワガタでも色の少し変わったものが出てくるようになりました。
一番左がレッド系で売られていたもの、真ん中が普通色、右がたまたまうちの普通色の
中から出た黒っぽい個体です。右の画像は裏側で、色の違いがよくわかります。
もっとも黒っぽいのは標本としてはおもしろいけど、飼うんだったらやはりきれいな方がいいかなと
思い、普通のとレッド系で採卵しようかと思っています。
でも黒っぽいオスも見てみたいかな〜。少しだけ採ってみるのも面白いかもしれませんね。
2013年5月9日(木)
去年の飼育総括
半年間のご無沙汰です。半年も空くのに飼育日記やる意味あんの?というご批判もうけそうですがまあ冬の間は菌糸ビンの交換しかやってないもんで。4月に入ってオープン準備が始まってから
やっと始めるって感じです。
ともかく去年の総括はしなくては・・・・。
一番最初に載せたマキタイギラファは成虫になってもうお客さんのもとへ
6月割り出し メタリフェル メスはとっくに成虫になりました。オスは5〜6匹いたが半分はまだ蛹
         多分メタリフェルにしては遅いと思います。
7月割り出し ヘラクレスは30匹ほど採れて今3令。ギラファ・パラワンもまあ順調で早い分の
         パラワンは一部蛹に。
         ミラビリスは5〜6匹しかとれず、惨敗。
         オス・メス1匹づつ羽化してただいま休眠中。他は蛹
         マンディブも7〜8匹しかとれず、惨敗。まだまだ幼虫やってます。
         他にサバゲノコも10匹くらいしか取れなかったんだけど、
         これが何とぜーんぶメス。
         以前幼虫で入れた時5匹全部メスでやられたか?と思っていましたが
         メスが多い種類とのうわさ。今年オスを入れたのでリベンジします。
8月割り出し ローゼンベルグは幼虫数匹採れたのですが、途中で全滅・・・・。
         グランディスもあまりとれませんでしたが、上の画像にあるようにもうすぐ
         蛹になりそうなんでこりゃあんまり大きくなりそうもない。
10月に載せたスマトラも蛹になりそう。
夏休み頃には色々と成虫になりそうです。
載せてはいませんでしたが、ユダイクスミヤマやネプチューンなんかも採卵していたのですが
ほぼ惨敗です。4〜5匹といったところです。順調に育ってはいますけど。
まあそんなこんなありますが、今年もガンバリます!
2012年10月14日(日)
スマトラヒラタ
前々回に載せたグランディスと同じくらいに割り出して1400リットルの菌糸ビンに
8匹多頭飼いしていたスマトラヒラタを出してみました。
8/18に割り出して2カ月近く経つので2令にはなっているでしょうと思っていましたが、
中にはもう3令のも。
通常早く3令になるのはメスの場合が多いのですが、今回はオスも1頭いました。
写真のように頭の大きさで区別していて左がオスです。(多分)
このオスは1400の菌糸ビンへ、メスはマット飼育です。
今回はオス3令1頭、メス3令3頭、2令3頭でした。
1頭減りましたが、それが自然死か共食いされたかは判断できません。
初令から菌糸に入れて大きくしたいのと、メスだった場合1頭ずつ菌糸に入れるともったいないと
いうせこい考えからの多頭飼いですので皆さんにお勧めはしていませんよー。
今回も性別不明の2令幼虫はまた1400リットルに一緒に入れました。
2012年9月14日(金)
パラワンヒラタ
パラワンヒラタは以前紹介したギラファと同じような産卵セットでも産むのですが、
あまり数が採れなかったのでカワラ菌糸のブロックを産卵床にしました。
このやり方で去年も結構採れたのですが今回もバッチリでした。
普通の産卵木よりちょっと値ははりますが、確実に数が確保できるのと第一割り出しが楽です。
カワラ菌糸は劣化が速く、夏の暑い日に常温に置いておくので2週間が限度です。
でもやわらかいのでメスの負担が軽いのか2週間で20個ほど産んでました。
割り出した幼虫はカワラ菌糸ではなくオオヒラタケの普通の菌糸ビンで育てます。
当館で確保する分と頼まれていた分を除いても販売できそうです。
幼虫は当館で確保した残りは販売にも回しているのですが、なにぶん人気で・・・・・。
結構すぐなくなってしまいます。どうしてもほしいものがあるときはご連絡ください。
ヘラクレスはずっと産んでいてくれたメスが死んでしまいましたので今年は終了です。
2012年8月27日(月)
ヘラクレスの産卵セット
今回は時々聞かれるヘラクレスの産卵のさせ方です。
まず、60リットルくらいのケース(コロ付き押入れケースの半分くらいの大きさ)に外国産カブト用のマットを半分くらいまで入れます。それをぎゅうぎゅうしっかり詰めます。
ちなみに私は足で踏んでます。
あんまり体重かけすぎるとケース壊しちゃいますんでほどほどに。
詰めた後の深さは15センチ以上はほしい。
その上にまたマット10センチくらい乗せて転倒予防の木の皮とエサを入れたら終了です。
あればバナナを入れてあげると良いですよ。
ただ今の時期ショウジョウバエがワッサリわきますが・・・。
おおむね1ヶ月くらいか、メスがエサを食べている以外にも潜らなくなったら終了します。
幼虫になるまで一カ月くらいかかりますので開けてみるのは2ヶ月後くらいがいいんですが
気になるんですよねー、産んでるかどうか。
担当は一ヶ月後くらいに開けちゃいます。そして卵がひとつでも発見出来たらそのまま元に戻して
また一ヶ月たったころにしっかり割り出します。
産んですぐの卵はまだ細長くだんだん育ってくるとまん丸くなっていきます。
このまだ細長い時期に出しちゃうとうまくいかないことが多かったんで。
ヘラクレスの幼虫は時々問い合わせくるんですが、需要に供給が追い付いていないですね。
うちで育てる分も残してるもんで。タイミングよければあるかも?!
2012年8月17日(金)
グランディスオオクワガタの割り出し
一番最初に載せていたグランディス、ようやく割ってみました。
途中で周りの菌糸取ってみたのですが、結局菌糸部分には産んでいないので同じかな。
しっかりとした初令幼虫と卵と出てきたので、結構長期間産んでいたみたいですね。
ちなみに合わせて14,5個。少なっ!!
ほぼ3ヵ月かけての結果です・・・・・・・。まあ採れただけ良いかー。

それにしても飼育のブログって画像が地味ですねー。
クワガタが一緒にいないからかな?
2012年8月7日(火)
幼虫の割り出し、その後
前回も書いたオウゴンオニクワガタですが、とうとう割ってみました。(上の画像)
5匹ほど幼虫採れました。そんだけカイ!!って言われそうですが、
今まで採れたことがなかったので私としてはうれしい限り。
結構しっかりした初令幼虫なので、セットしてすぐ産んだだけの様です。
産むことがわかったので再度挑戦するのみです。
マンディブラリスも割って卵が確認できたので幼虫になるまで待つことにしました。
全然だめだったのがディディエールシカクワガタ。
ペアで入れていたところオスに真っ二つにされてしまいました・・・・。
あの大あごでやられるとは。今年は断念しました。
2012年7月27日(金)
幼虫の割り出し2
ヘラクレスの産卵セットを割り出してみました。(上の画像)
半分以上卵でした・・・・・。夏休み近づくと問い合わせ増えるんで割ってみたけどやはりちょっと早かったです。まぁ数は幼虫と合わせて20個くらいとれたのでいいんですが。
幼虫はふ化したばかりだし、卵で取り出すとあんまり良い結果出していないんでちょっと不安です。

他にクワガタも割ってみました。
ギラファ約10個(半分卵)・パラワン約6個(ほとんど卵)・ニジイロ約10(やっぱり卵)
ミラビリスノコ(割ってみて卵は確認。それ以上さわるのやめました。)
マンディブラリス(産卵木はかじっているけど怖くて割らず)
オウゴンオニ(同じく産卵木はかじっているけどもう少しおいてみることに)
と結構散々。
せいては事を仕損じるですな。
なんか焦って早くセットしても結局6月の中旬ころから産みだしたようですね。
順調なのはメタリフェルとパプキンくらいです。
幼虫お待ちの方、ホントスミマセン・・・・・。
2012年6月26日(火)
幼虫の割り出し
なんだかとっても伝わりにくい写真ですね。
今年一番早く産卵セットしたサンギール産のメタリフェルホソアカとニジイロクワガタを割り出して
みたのですが、いやーな予感が当たりました。
左がメタリフェルで5月初旬からセットしていたのにやっとふ化したての幼虫。
まだ卵なのもあって本格的に産みだしたのは今月になってからでは。
右のニジイロもやはりメスがちょっと早かったのか、10個ほどしか採れませんでした。
両方とももう一度セットし直しました。
ニジイロは何とか出せそうですが、メタリフェルはもう少し大きくなってしっかりしてからになります。
2012年6月15日(金)
マンディブラリスフタマタ
野外品のクワガタのメスの場合、もう交尾済みの物もいるので私は原則
そのまま産卵セットします。
オスにはさみ殺されることも時々おこるので大体そうなのですが、今回マンディブラリスは
セットしてもあまり様子がおもわしくないのでオスのケースに入れてみました。
10センチを超える大きなオスなのですが、ガードしているので無事交尾できたようです。
大きいのになかなか紳士的。以前6センチほどのアスタコイデスノコギリにメスを入れた時には
次の日にはバラバラにされ、あまりの暴君ぶりにビックリしました。
どちらかというとあんまり産んでくれない種類です。
産卵木はレイシですがたくさん産んでほしいですねー。
2012年5月29日(火)
インドアンタエウス
どのクワガタが一番多く卵を産むかと言うと、あくまで担当の経験からですが
アンタエウスオオクワガタです。大体どの種類もだいたい一ヶ月をめどに産卵させるのですが、
採れる数が普通の2倍。
担当が下手で他のが採れてないのかもしれませんが、同じようにしていて倍の数産むんだから
多産でしょう。思い返せば10年前、インドアンタエウスが日本に入ってきだした頃はペアで
20〜30万していましたものね。それでも結構売れていて、色虫好きの担当はただ黒いだけの
クワガタには全然興味がなく、なんであんなに人気なんだ〜と不思議でしょうがなかったです。
今は手頃な値段になりましたが、ブームもあったんだろうけど、こんだけ産むんだから
値段も下がりますわね。
今はオオクワ系は長生きするし、そういう種類を希望される方も多いので飼育しています。
というか、今年からうちに入ってきたのは全て飼育していこうと思っています。
ダイオウとかスマトラヒラタなんかは野外品で買った方が全然安いのですが、
やはりダニが多いんで。
お家は少しでもキレイに飼いたいですもんね。
2012年5月18日(金)
産卵木とグランディスその後
この前の産卵セットですが、いきなり木を入れてーというのも不親切でした。
まず産卵木を2〜3時間水につけます。全体に水を含むように上に重しを置いたりします。
その後半日から一日ほど置いて水けをきり、上の画像の様に皮をはいでいきます。
左から右に作業が進んでいきます。真ん中は皮をはいだだけのもので、この後オレンジの
部分もきれいに取ってあげます。きれいになった右の木を入れてセット終了です。

グランディスのその後です。このカワラ材は2本入っているのですが、その間に
もぐりこんでいるようです。このまま順調に産んでおくれー。
うちではセットしておおむね一ヶ月くらいでメスを出すので、結果がわかるのは2ヶ月後でーす。
2012年5月8日(火)
マキタイギラファ
お客さんからマキタイギラファの幼虫いただきました。
マキタイはフィリピンのミンドロ島周辺に生息するギラファノコギリで、最大になるインドネシア・
フローレス島のケイスケイ程ではありませんが、結構おおきくなります。
この亜種はフローレス産にはない背中のピカリン具合がいいですよー。
以前フィリピン・ネグロス島のダイスケイも飼育したことがあって、そちらはもっとピカリンで
体も大きくなるからもう一度飼いたいんですけどね。

左の画像はオス(左)とメス(右)です。
3令になると明らかに頭の大きさがちがうのでオスは菌糸ビン、メスはマットで飼育します。
本当は1.4Lに入れた方が良いんだけど、とりあえず1Lに入れました。
適当だなーと思ったそこの方、そう担当は結構適当なのですよ。
菌糸に入れるのは大きくしたいからでしょーなんですが、そこそこ大きくなればいいんで。
まあ横にでもして置いときます。
2012年5月7日(月)
飼育日記スタート
生態館を担当して早20年。最初はチョウ、水生昆虫などを手掛け、外国産クワガタが解禁されクワ・カブ飼育も気が付けば10年。
普通ならもうなんでもOKの域に達してなくてはならないのでしょうが一向にうまくならず万年初心者。そんな担当の飼育日記ですが、よろしかったら読んでみてください。

左はニジイロクワガタのセット。
クワガタ用のマットを敷いて、水につけた産卵木を半分くらい埋めておくだけ。
ニジイロはまさに初心者向けで簡単に産んでくれるんですが、
失敗する原因は親虫の成熟度です。
まあ今回もメスがちょっと早いかなーと一抹の不安が・・・。
ダメだったら再挑戦するまでです。ニジイロは結構寿命長いんで。
同じやり方でギラファ・パラワンなどもいけます。

右はちょっと気難しいグランディスオオクワガタのセットです。
ふつうのナラやクヌギの産卵木ではなかなか産まない。
これはカワラ材といってカワラ菌糸を植え付けたものです。
去年は外側の菌糸や皮は剥いで入れたのですが、今年はお客さん情報でそのまま投入。
マットには産まないので下に敷くのは安いカブトマット。どちらかというと菌糸から出る水分を
吸わせるため。
考えたら周りの菌糸はもったいないし、第一楽ちーん。
去年は10個も採れなかったんで、今年はたくさん採れてほしいなー


もどる

papiyonsyatoo.com